2015-01-31

Apple Wireless Keyboardの電源が入らなくなったので自分で修理してみた

表題の通り、Apple純正のBluetoothキーボードの電源が入らなくなった。
と、言っても、Wireless KeyboardはiPadでごくたまにしか使わなくて、そのごくたまに使う機会が巡ってきたので、何の気も無しにキーボードの電源ボタンを押してみたところ、点灯するはずの緑色のインジケータが点灯しない。当然iPadからも検出されない。「ああ、しばらく使っていなかったから電池が切れたんだな」と思い、新品の電池に替えても電源が入らない。

その場は一旦キーボードを使うのを諦めて、電池を抜いた状態で数日間放置した後、再度試しても同じ状況だった。キーボードってこんなに脆弱だったっけかなあ?
ちなみに、AppleのWireless Keyboardって何気に良い値段がするんですよね。税抜きで6,800円だったか。毎日使う物であれば安いものだけど、年に数回程度しか使わない物として考えると…。だったらいっそ、もう使わなければ良いじゃん、とも考えたのだけれど(笑)やはり使いたい時にはそれなりの理由があるわけで、無ければ無いで不便なわけです。

そして今更ながら、インターネットで検索してみました(遅っ!)。
解決に至ったのはこちらのサイトになります。
Apple Wireless Keyboard にアルミホイルを入れる話

アルミホイルを噛ませるって、そんな馬鹿な!? と半信半疑でしたが、結果から言うとちゃんと使えるようになりました。
アルミホイルを噛ませる前に、電源が来ていると思われる、半田付けされている基盤のところで電圧を測ってみると、2V前後しか取れない。1.5Vの単三電池を二本直列で入れてるのに、確かにちょっと低い。試しに(電池カバーを開閉するのに使った)10円硬貨(銅製)をスプリングの間に噛ませてみたら何と、電源が入りました(笑)。でも10円玉がずれて外れると電源が落ちます。
自分は文系なので理由とか原因とか良く分からないけど、とにかくスプリングの部分に電導体を詰め込めば良いんですね? ということで、記事(記事の更にその元記事は今は404のようですが)に倣って最も手近で加工のしやすいアルミホイルを詰め込んだり成型したりしました。

そのサイトにもある通り若干の力技が必要だったりするので、「もう、一度は壊れた物として考えるし、ダメでも6,800円(税別)を払って新しく買い換えれば良いし」の気持ちで作業をしてみたらたまたま上手く行った、くらいに考えて参考にして頂ければと思います。この通りにやっても使えなかったばかりか、可能性は低いと思いますが作業者に甚大なる被害・支障・事故が生じても私(及びそのリンク先サイトの方々)は一切合切、知ったことでは無いです。分解行為になるので当然メーカーの保証も無くなりましょう。

正直なところ、基板の電圧を測っていくらなんでも電圧が低いなあと思った時に、(アルミホイルを詰め込んだ)正極よりも、負極の方の通電に問題があるのでは?と直感しました。文系脳なんて全くあてになりませんね。

ともあれ、7千円+の出費をせずに済んだのと、同様の症状に悩まされている方々の参考になれば幸甚です。