2009-06-13

けいおん!見たり、本買ったり

ついつい、遂に見てしまった「けいおん!」のアニメが予想外にと言うかむしろ予想通り面白かったので、単行本が読みたくなってしまった。
最初はAmazonで単行本を物色してみる。早朝だったので、お急ぎ便を使えば今日中に届くらしかったが、夕方から出かける予定だし、入手困難なモノでもあるまいし、本屋へ買い物に行くことにする。近所の本屋を2軒程回って探すも、どちらの本屋にも見あたらない。夕方から出かける予定があったものの、いつものパターン(買い物に行って欲しいものが見つからなかった時の行動パターン)で午前中から隣町の大きめの本屋に電車に乗って行ってしまう。2巻は平積みにされていてすぐ見つかったんだけど、1巻が無い。店員さんに言って出してきてもらったが、「すいませーん、けいおん!の1巻出してくださーい」って、店員同士の大きな声が店内に響き渡りちょっと恥ずかしかった。いやむしろ別に、俄にけいおん!ファンになったからと言ってそれは恥ずかしいことではないのか。
そして売り場の階段を降りていくと、あちらこちらの本屋で「入荷待ち」の表示をよく見かけた村上春樹の「1Q84」が新刊のコーナーに1組だけ並んでいるのが目に入ってくる。また俄・村上春樹ファンに思われそうでイヤなのでしばらく買うつもりはなかったのに、気付いたら手に取ってレジに並んでいた。
因みに言い訳しておくと、自分は熱心な村上春樹の読者とは言い難いが、「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」はかなり好きな作品だし、最近つっても数年前くらいになるかもしれないけど「東京奇譚集」もなかなかに好きだ。

積んである本を崩す前に、先日は坂本龍一の自伝・「Musik macht frei 音楽は自由にする」を買ってすぐに読み終えてしまった。彼の自伝を読み返すと同時に、自分とYMO、そして教授との出会いの頃を思い出し、なかなか楽しい読書の時間となった。俺が一番好きだったアルバムは「テクノデリック」なんだけど、教授としても、

3人の力がいい形で重なりあって、120点くらいのアルバムができちゃったんです。
(中略)
3人の持っているものが、最良の形で結晶したという、一種の達成感があった。
そして、もう終わってもいいかな、という感じになったんです。やることはやった、もうシェアできるものは何もない、これ以上続けても意味がない。そういう感じになった。
と書いているように、自身も気に入ってたことを知って嬉しかったり。周りの友人たちの間では当時、テクノデリックは賛否両論だったからなあ。

それはそれとして、積んであるうちの「スペインの宇宙食」は終盤にさしかかり、間もなく読了の予定。「ダライ・ラマ自伝」は無事読了。そして案の定、西田幾多郎には行かず、「1Q84」に取りかかることになりそうなので、西田幾多郎はそのまま積みっ放しになりそうだ。

そして夕方からは、高校の時の同級生が集まって飲み会。アメリカから約10年ぶりに、嫁さんと子供を連れて帰国しており、久しぶりに仲間内で集まって飲む。
(写真はカクテルのバラライカ)

深夜遅くまで出ていたのと、若干二日酔い気味で午前中はぐだぐだ。
これから1Q84を読み出すべきなんだろうけど、まだ頭が重いなあ…。

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