2011-07-20

読む速度(2010年代版)

以前、このblogで" 読む速度"というポストをしたのが2007年6月29日なので、今から4年前のことになる。基本私は本を読む速度が速い方だが、稀にゆったりとした速さで読む本があり、それとして、セリーヌの『夜の果ての旅』と『パレスチナ問題研究序説 パレスチナ分割』(木村申二著・第三書館)の二者を挙げていた。そしてそのポストの最後の〆が、

しかしこの手の本にはなかなか巡り会えないもので、『パレスチナ分割』の後はしばらく出会うこともないだろうな、と予感している。
となっている。

実は先刻、ほぼ同じようなタイトルのポストを某所にしようとしていた。「読書の速度」的な感じで、普段は本読みの速度が速いのに、極稀に数日で1頁程度しか読み進まない本があって…云々。作成画面を開き、タイトルに"読書の速度"とまでタイプした瞬間に既視感に襲われた。あれ、これと似たような話をかな苫庵で書いたような記憶が…。

案の定、だった。
デジャブというかネタ被りポスト未遂のきっかけとなったもの、即ち、『パレスチナ分割』の後に出会った本があったのだ。
「愛に時間を」 (ロバート・A・ハインライン 矢野徹 訳)である。
ハヤカワ文庫で全三巻、当然にして未だ一巻目の途中である。ちなみに今現在、栞は200頁と201頁の間に挟まっている。読書記録として使っている読んだ4!のログによると、読み始めは2010年の9月である。

…遅い。でも数日おきに時々、頁というよりも行を進めている。

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