2008-08-26

Rock'n Buono!

Buono!の持ち歌自体が元々ロック風にアレンジされた曲、ライブハウスでのオールスタンディング、途中からとは言え生バンド(欲を言えば最初から最後まで生バンドであって欲しかったけど)…と来れば、ハロプロ従来の他のライブと比べて格段にノリの良いものとなるのは必然的であったろう。

8/22の横浜BLITZで行われた"Rock'n Buono!"が、「ハロプロ内でも最もロックなノリのライブ」の一つに数えても良いだろうことは、当日参加したファンからならば多くの賛意を得られると思う。(そして今年のベストライブの一つにも。)
100%ロックではないし、また100%アイドル/ハローなそれでもない、ロック的な要素とアイドル的な要素が高次にうまい具合にミックスされることで、それら以上のノリを生み出したんだと思う。この楽しさは(安易な表現だけど)「アイドルロック」としか言いようのない独特のものだった。

もしもBuono!の三人が某ビークル並みに始終お面を付けていたらどうだったろうか?彼女らの歌う姿・素顔を見ることができなくて魅力は半減したであろう。また例えば、チャットモンチーのライブに行っても推しジャンはしない。クミコンもえっちゃんもあっこも可愛いとは思うが、そこにアイドル的推しというメンタリティはないし、何よりも彼女たちの奏でる音楽こそを推しているのだ。
しかし、Buono!には推しがある。そしてその推しという心性を強化するかのごとくロックな曲と演奏があり、この上ないノリをもたらす。
単に踊って暴れたいだけなら爆音にでも行けばいいのであって、Buono!というアイドルが歌うロックボーカルを生で聞くことができるライブはインパクトが違う。

それと、桃子・雅・愛理の全員がBerryz工房や℃-uteで活動しているときよりも生き生きしているように感じる。勿論、7人グループの中で活動するよりも3人という少人数の中の方が動きやすく、自分を表現しやすいのは当然であるが、三人ともベリキューの中よりもBuono!という箱の中にいる時の方が魅力的に感じる。そしてそのことは、Buono!の箱推しにもつながっている。

アイドルとしての彼女たちの活躍はBerryz工房や℃-uteの現場でも見ることができる。しかしBuono!というグループではまた別の顔を見ることができるのだ。
そしてこのBuono!が更にロックの方向へ進化していったら…それを想像すると期待で胸が一杯になる。

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