HONDA党宣言
共産党宣言のパクリではない。
入院中の今もクルマを保有したままで、兄に管理を任せている状態である。売却するのなら早目にするのが良かったのだが、買ってから未だ一年程しか経っていなかったこともあり、なかなか踏ん切れなかったのだ。入院した当初は数ヶ月で退院できそうな見通しでもあったし。また兄は兄で自分のクルマを持っているので、バッテリー等が上がらない程度に私の車も時々乗ってもらうようにしていた。都内の病院から転院した際も、私のクルマを出してもらったことは病牀雑記の方で書いた通りである。転院した後も週一程度で自宅へ一時帰宅する際は兄に私のクルマを出してもらっていた。私の体調が良かった時は少しではあるが、私自ら運転をしてみたりもした。
しかしこの状況でローンを払い続けるのもどうよ? 的なところもあって、ぼちぼち売却するタイミングかなあ、と。税金や任意保険の更新時期でもあるし。クルマというのは本体以外にも諸々付随する出費も多いことを実感する。
と言うわけで一旦は売却する方向で決断し、ディーラーにも話をしに行ったのが今日のこと。それでこのクルマに乗るのも最後になるかとも思ったので、兄に頼んでまっすぐ帰らずに少し辺りを回ってもらうことにした。
楽しい。自分で運転せずに助手席に座っていただけだが、やはり乗っていて楽しいクルマである。それには兄の運転が上手いということも大きい。
18歳の時に原付の免許を取り、半年後に中型自二、更に遅れて四輪の免許を取ったが、最初に乗ったスクーターから四輪自動車までずっとホンダの乗り物に乗り続けてきた。そして、二輪にせよ四輪にせよ、運転の見本だったのはずっと兄だったのである。兄弟で色違いのNSRに乗っていたこともあったし、私がCR-X del sol、兄がCIVIC(共にSiR)なんてこともありました。兄のバイクの後ろに乗せてもらったことも、助手席に乗せてもらって峠を攻めてもらったことも良き思い出です。自分がHONDA党なのも確実に兄の影響だろう。
ここ最近で、兄が運転するクルマ(マニュアル車)に乗る機会が俄然増えたわけだが、こうして時を経ても、「この人にはやっぱり勝てないなあ」ということを実感させられる。普段乗っている自分のクルマはCVTのオートマチックなのに、ギアの操作の上手いこと。勿論、シフト操作だけではなく、運転操作全般での話である。
辺りを走ってみて、売却する決断をしたものの、やはり手放すには惜しいクルマだ。現実も考えてもう少しだけ考えてみることにする。兄にしても自分のクルマから私のクルマに乗り換えるのもアリか、と考えたこともあったそうで。
「これがCIVICのType Rとかだったら迷わず売ってたんだけどな」(Type Rだったら高出力過ぎて今の自分の手に余り、即事故りそうだから)とはその兄の言葉。
はてさて、どうなることやら。
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