2007-04-11

mpeg-4とavcによる画質の違い

mpeg-4とavc(H.264)とで、画質にどれ程の差が出るのかをちょっと試してみた。

それらの間の差を直感的には「大分違う」と感じていながらも、実はあまりないのではないか?とも思っていた。H.264だとエンコードに時間がかかるし、無視できる程の違いであれば、処理時間を加味してmpeg-4でも良いのではないか?と思い始めていた。

某BOXもののDVDをiPod用にエンコし始めて、その中でも内容的には画質は重要視しないでいいや的なディスクはmpeg-4で良いかと思い、久しぶりにmpeg-4でエンコードしてみた。いやー、やっぱ速いね。がしかし、実際にエンコード後の動画を見てがっかりした。

このような、ライブ映像にありがちな、バックモニターの前に立っている人物を映しているシチュエーションでは、一気に絵が破綻する。というのは、背景になるモニターの各ピクセルが拡大され、動き予測とかの関係で圧縮率がかなり厳しくなるからだと思う。このサンプル画像を見ての通り、前景の人物よりも背景の方が動きが激しいかも? このシーンを見た後、再度H.264でエンコードし直した。

ビットレートはどちらも平均で約1Mbps、画面サイズも同条件で揃えた。(結果的にはmpeg-4の方がファイルサイズは3割ほど大きくなった)左側がmpeg-4、右側がavcである。
両者ともにブロックノイズが見られるが、圧倒的にavcの方がノイズは少ない。やっぱりavcの方が画質は良いと思う。
この画質の差を一度体験してしまうと、やはり悪い方へは戻り難い。しかし、処理時間は倍近くかかる―。

より高速なCPU、より多くのメモリー、アクセス速度がより速いハードドライブ…という方向で解決していくしかないのかな。

H.264って整数演算なんだっけ?だとするとC2Dによる恩恵はあまりない?直線番長的なCPUの方が速い?

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