2006-10-19

ダリ回顧展

dali
今日の午後は、上野の森美術館までダリ回顧展を見に行ってきた。

自分自身、絵画鑑賞にさほど熱心ではないが、ダリは好きな画家なので、やはり生の絵画を一度は見てみたかった。
ちょっと前に友人からダリ展をやっているというのを聞いて、その友人が行った時は祝日だったこともあり、非常に混んでいて断念したとのことだった。
それとしょこたんのブログでも話題に出てたので、今日なら平日で空いてそうだし…ってことで急遽午後から出かけることにした。

dali
思い立ってすぐに出かけたので出品されている作品とかはチェックしきれなかったけど、100点近くあるとのことなので、いくらなんでもいくつかは自分が知っている作品もあるだろうし、うまくすれば一番好きな「まぐろ漁」や「十字架の聖ヨハネのキリスト」もあるかもしれない…と期待して行った。
が、両者ともに今回は出品されておらず非常に残念。それでも有名どころをたくさん見られたので、なかなか充実した出品だったと思う。

やはり生で見る絵は全然違う。好きな絵であればあるほど、印刷された本でではなく、一度は生で見ておきたいと思った。
先ずはキャンバスの大きさ。ものによっては3m近いサイズのものもあり、この大きさは本では表現できない。
それと絵の具やキャンバスといったマテリアルの質感。実際に見てみると、凄い精緻に描かれている部分があったり。
特に良かったのが、中~遠景の山や岩の描写。近くで拡大気味に見ると一見適当に描かれた(それには見えない)絵の具の模様が、ちょっと離れるとすごくリアルな質感を持つところ。
光と影、雲の描写も印象的だった。
そして何より、力強さというか受けるインパクトが違う。

印象に残った何枚かを挙げるとすると、「世界教会会議」「器官と手」「生きている静物」「左の窓の背後からスプーンが飛び込んでくる、死の苦しみのなかのベラスケス」あたりか。

人出も落ち着いたらもう一度ゆっくり見に行きたい。

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