2006-10-22

リンク問題

最近私が関心のある問題は、<リンクフリー/無断リンク禁止>、<外部リンクは別窓/同窓>の2点。

参照URI:

基本的に私も高木氏の意見に同意である。
先日、About this blogという記事にも書いた通り、私自身は「リンクフリー、リンクは同窓」の立場である。ただ、画像への直接リンクは遠慮願いたい旨を記してはいるが、これはあくまでも私からのお願いであり、良心へ訴えかけているに過ぎない。(なので、画像への直接リンクは遠慮願いますという表現にした。)

高木氏の意見と異なる点は、氏の10月20日の日記にある、
企業や官公庁などの団体のWebサイトにける無断リンク禁止条項の問題と、個人のWebサイトにおけるそれとは明確に区別することを踏まえないといけな い。団体のサイトは、その全てが、明らかに不特定多数の公衆に見てもらうために設置されている。それに対し、個人のサイトは必ずしもそうとは限らない。
という点。これを受けて個人サイトについては、
しばしば、個人サイトが「紹介禁止」(無断リンク禁止)を掲げているところへ、「見られたくないならアクセス制限かけろよ」と言うような人が出てくるが、 知り合いにだけしか見せないつもりでやっているわけじゃないのだから、そのような要求は受け入れられないこととなる。彼らのしたいことは、不特定多数には 見られたくないが、まだ出会ってない友人とは出会いたいという願望を達成することだ。
となる。
が、アクセスをコントロールすることなくインターネット上にサイトを公開すると言うことは、個人サイトであろうと、企業や官公庁のサイトであろうと、全く同じ扱いだと私は思う。
氏の言うように、彼らのしたいことは、不特定多数には見られたくないが、まだ出会ってない友人とは出会いたいという願望を達成することであるならば、(SNS以外の方法を考えるとすれば)
  • 誰でもアクセスできる場所へ看板(広告のようなサイト)を出す
  • メールなり何なりで許可された者のみがアクセス制限されたサイトへ入れる
くらいしか私には思いつかない。

インターネットにサイトを公開した時点で、そのサイトは作者のものであると同時に、作者の手を離れて読者のものともなるのではないか。本を出版し、本屋の店頭に並んでしまった時点で、可能性としては全品の回収は不可能なのと同様と私は思う。ネットに公開することイコール誰もが目にすることが出来る状態、ということを個人個人が自覚できるようにすることが、トラブルを防ぐためにも先ず必要なのではないかと。

最後に一点。
インラインフレームやフレームといった手法は今後消えゆく運命であろう。(XHTML 1.0 Strictと1.1では利用できない)
しかしある意味、簡単にパクリサイトを作れるこれらの手法は、webという言葉の通り蜘蛛の巣状にリンクが繋がっていくhtmlやhttpやらの性質をうまく表しているのかもしれない。

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