オートクレール嬢に魅せられて
「怪奇小説傑作選4」を読了。
傑作選の名に違わず、どの作品も名作揃いであった。
前に「ロドリゴあるいは呪縛の塔」(マルキ・ド・サド)、「解剖学者ドン・ベサリウス」(ペトリュス・ボレル)あたりを挙げたが、その後他にも印象に残ったものとしては;
- 「草叢のダイアモンド」(グザヴィエ・フォルヌレ)
散文詩の如き作品ではあるが、故にとても美しい作品だった。 - 「罪のなかの幸福」(バルベエ・ドルヴィリ)
傑作選中、最もエロティックな印象を受けたのはこの作品。オートクレール嬢には魅せられる。ちょいとばかりよっすぃに置き換えてみたり。 - 「列車〇八一」(マルセル・シュオップ)
- 「オノレ・シュブラックの消滅」(ギヨーム・アポリネール)
- 「最初の舞踏会」(レオノラ・カリントン)
本のこちら側にまで匂ってきそうな気がする。最後のオチも面白い。
『吉田自転車』は速攻読み終えていたので、次に崩すのはどれにしようか。購入順だと『フランス短篇傑作選』なのだが、路線を変えて城山三郎にしてみようか、このままフランス路線で行くべきか。
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