2006-09-22

HDD/DVDレコーダ前夜(前編)

今から2~3年前、DVD-Rメディアが1枚数百円してた頃の話。
当時、メインで使っていたのはMacだった。メーカー製PCの世界ではTVキャプチャーボードが付いて、PCでTV録画をしたりDVDに焼いたりするのが当たり前になりかけた頃でもあったか。

俺もMacでTV録画したりとか、古いVHSの映像をDVD化したいと思い始めていた。
それよりもちょっと前、アナログオーディオ(カセットテープやアナログレコード)をデジタル化する作業を始めていた。所謂オーディオキャプチャをUSBで接続して、お気に入りの音源をひたすらaiff(PCM)にし、更にはiPodへ転送したり…。80年代のインディーズものとかをデジタル化できて満足してたので、次に考えたのは映像のデジタル化だった。

ハード的には、キャプチャーボードとDVD-Rドライブ、ソフト的にはキャプチャ・編集・DVDオーサリング・焼きソフトが必要、といったところか。
DVD-Rドライブは増設済みだったし、焼きソフトも普段からROXIOのToastを愛用していたので問題なし。次に必要なのがキャプチャーだが、当時Macにおける選択肢は唯一と言って良かったピクセラのCaptyTVシリーズ。CaptyTVには簡単な編集ソフトが付属していると聞いたので、残るはDVDオーサリングソフトとなるが、これもピクセラからCaptyDVDというものが出ていた。Macユーザにとってはピクセラ様々でした。

実際に使ってみるまでは。

ちなみに俺はFireWire接続のモデルを買ったが、知人はPCIボードのモデル。他にはUSB接続のものもあった。

予約でこけるとかその辺の不具合(PCIとUSBでは良く聞いた)は、幸いにも俺はあまりというかほとんど経験しなかった。しかし、ハード的に致命的だったのが、以下の点。

TVチューナーにブースターが付いてなかったためか、縞模様とかノイズが出まくりでTVがまともに見れない。同じアンテナ線をビデオデッキに繋いで、そのアナログ出力をCaptyに入力するとちゃんと映る=Captyのチューナー部がクソと判断。結局録画する時は、CaptyTV上では外部入力をチャンネル指定して予約し、同時にチューナー役のビデオデッキも何故か予約するという羽目になる。そうなると勿論、電子番組表とか番組表情報は使えない。便利さ半減。

次に、コピーガード信号の誤検出頻発。特に古いソースだと、ちょっとした映像の乱れがコピーガード信号であると誤認識し、録画が強制的に止まる。それでは当初の目的であった、古い映像をDVDに保存したいということができなくなる。それでどうしたか?駄目元で所謂コピーガードキャンセラを入れた。ついでに画質補正機能も付いていたみたいだし、一石二鳥かと。とりあえずこれで誤検出による録画強制停止は無くなった。しかし、キャンセラを通すとほぼ確実に音ズレが生じることが判明。もう、音ズレについては諦めるしかなかった…。

さて何とか無事に?mpeg化することができた。次は編集作業だ。

  • 何故か意味不明な全画面表示
  • まるで直感的でないインターフェース
  • やたらとかかる処理時間
  • そして、ハードソフトのどちらに原因があるのか分からないが、何かまともじゃないmpegを吐く(これは後に判明したのだが)
もういろいろありすぎて忘れてしまった。
(続く)

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